旦がもとになっている

2016年03月10日


文旦が八百屋に並んでいたので思わず買った。
昨年作り損ねていた柑橘系マーマレードの一つだ。
ホームページの手作りジャムリストには、長いこと文旦の文字にリンクが貼られないままだった。
これで、黒字のままになっているのは二十世紀梨のみとなった。
文旦マーマレードを作るのは4年ぶりで、12/5/4「1個100円・やっぱりジャムを作れということか-文旦」の記事と別に付けてあるメモを見ながら作った。
正直、4年前にどうやって作ったかなど覚えていない。
改めて果皮を齧ってみると、舌が結構痺れる。瓤嚢(じょうのう、房)の皮も固いので、前回通り果肉と果皮だけで作ることにする。
果皮についている白い綿は齧ってみてさほど苦味もないので、ペクチンにするために削がずにそのまま刻むことにする。
あとは苦味抜きをするだけ。
果皮の苦味の強い柑橘類といえば、グレープフルーツとナツミカン。
文旦はザボン、ボンタン、ポメロの別名もあって、原産はインドシナ。
これがどういうわけかカリブ海のバルバドス島に流れ着いて、ジャマイカ島のオレンジと自然交配してグレープフルーツが生まれた。
このことは、13/7/25「ノンケミカルでグレープフルーツ・マーマレード(上)-バルバドスの7不思議」に書いたことがあるが、世の中にはわからないことがたくさんある。
グレープフルーツの苦味は文旦が由来で、ナツミカンも黒潮に乗って山口県青海島にやってきた文旦由来の柑橘の種が起源とされ、こちらの苦味も文旦がもとになっている。
つまり文旦は苦味のルーツで、そのもとはナリンギンのフラノボイド類などにある。
ここでよく問題になるのは、カルシウム拮抗剤との相互作用で、血圧を下げる降圧剤に副作用するといわれてきたが、最近の研究ではフラノボイド類ではなく、フラノクマリン類が原因と考えられているそうだ。
フラノクマリン類の相互作用は他にも抗うつ剤水光槍價錢や免疫抑制剤などにもあるそうで、薬を服用している人は注意する必要がある。
薬剤との相互作用があるといわれる柑橘類には、グレープフルーツ、ナツミカン、文旦のほか、八朔、オロブランコ(スウィーティー)、タンジェリン、ベルガモット、ダイダイ、キヌカワが挙げられているが、いずれも文旦との交雑種と考えられている。
最近はメロゴールドなどの柑橘類のさらなる交配種も出回っていて、文旦の孫、曾孫もいるので、先祖には十分注意したほうが良い。
さて、文旦マーマレードだが、これだけ脅した割にはさっぱりすっきりした風味。とても副作用を起こす悪戯小僧には見えない。
  


Posted by faizao at 17:28Comments(0)生活